2014年11月29日土曜日

織り機で作ったランチョンマット


南国鹿児島でも、朝晩に冬の訪れを感じるようになりました。
この季節、おすすめしたい商品がヘルムート・ミューラー社の機織り機。
毛糸を使っていろんな作品が作れます。

小さいタイプは、5歳前後くらいから上手に織れるようです。
モンテッソーリの幼稚園では年中さんのお仕事として用意されていますね。
娘も去年、この織り機でかわいいポシェットを作っていました。

私はというと、この秋、大きいタイプでランチョンマットを作ってみました。
最初、糸を張るときにちょっと悩みましたが、
説明書をよく読んで、なんとか糸張り完了。

織る作業は同じことの繰り返しなのですが、これが楽しかったです。
こういう、「一人で黙々と単純作業で何かを作る」という仕事、
実は大好きです。

私が初めて作ったランチョンマットは、きれいな長方形ではなく
ちょっとゆがんだ長四角になってしまいました。
まあいいや、お店のサンプルにしましょう。

と思って店内に置いていたのですが、先日、店に遊びに来た娘が
「これ、お母さんが作ったの?」と目ざとく見つけてしまいました。

「そうよ。へたくそだったけど」と答えたら、
「幼稚園で使うから持ってっていい?」と言うじゃないですか。

そんなわけで、お店のサンプルがなくなっちゃいました。でも、
いびつな形のランチョンマットを娘が喜んで使ってくれるなんて
思ってもいなかったので、うれしかったです。

また、サンプル作りなおさなくちゃですね…。



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2014年11月22日土曜日

まつぼっくりでクリスマスの飾りを

秋、子どもたちと一緒に拾ったまつぼっくりで、
クリスマスの飾りを作ろうと思いました。

まず、まつぼっくりに虫がついているかもしれないので
鍋でクツクツ煮沸消毒。松の香りが強いので、
できれば料理に使わない鍋で煮た方がいいかもしれません。

そして、新聞紙などの上で2〜3日かけてしっかり乾かします。



乾いたら、色づけ。
ホームセンターや100円ショップなどで売っている銀色のスプレーと
ネコよけマットを用意します。ネコよけマットを何に使うかというと…



スプレーするときに、まつぼっくりを置くんですね。
こうすると、全体にまんべんなくスプレーすることができます。

このときも、スプレーの臭いがすごいので必ず屋外で。
そして、約1日しっかり乾かします。

これで準備OK。
この銀色まつぼっくりをワイヤーでリースやツリーにつければ
ナチュラル感たっぷりのクリスマスの飾りになりそうです。

スプレーしたまつぼっくりを自宅の玄関前で乾かしていたら、
帰宅した子どもたちが「すてきー!すてきー!」と
うれしい歓声をあげてくれました。

2014年10月25日土曜日

おとぎ話

先日、娘が幼稚園からいわゆる科学絵本を持って帰ってきました。
月についての説明とクイズが載っています。

「月に生き物はいる。マルかバツか?」というクイズに
「バツ」とあっさり応える娘。

「え、うさぎさんはいないの?」とボケる母。
「いないよ」と娘。
「でも、かぐや姫は月の都へ帰っていったんだよ」←まだボケる母。
「お母さん…。あれはね、おとぎ話」と娘。

6歳になったばかりだというのに、けっこう現実派です。


数日後、「アヒルの赤ちゃんは黄色いの?」と娘が聞いてきました。
アヒルの赤ちゃんを見たことのない母は一瞬返事に困りましたが、
調べてみると確かに黄色。こんなことを調べないと答えられないなんて、
なんだか情けないですね。

ふと、「みにくいアヒルの子って知ってる?」と娘に尋ねると
きょとんとした顔で「知らない。それってすごく小さくて見えないの?」。
「え?」今度はこっちがきょとんとしましたよ。

「醜い」→「見難い」と思ったらしい。

それから「みにくい」の意味の説明と、
灰色のアヒルの子のお話を娘に言い聞かせながら、
本物のアヒルの赤ちゃんを見てみたいなとぼんやり思う母でした。

2014年9月18日木曜日

間伐材で作られた木琴

2011年に話題となった「森の木琴」というWebCMがあります。

森の中に設置された全長44m(!)の木琴の上で、木の玉が転がりながら
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」という曲を奏でています。
森に響く木琴の音が心地いいです。

携帯電話のCMなのですが、テーマになっているのは
「間伐材の有効利用」ということのようです。

森を維持するために切り出される間伐材。
その商品価値が低くなると森林経営を圧迫します。

森のメンテナンスができなくなると、森が持っている
水を浄化する力、水を蓄える力、土壌を保持する力が
低くなってしまうのだそうです。

そうならないように、間伐材を上手に活用しなければいけませんね。

というわけで、木のおもちゃです。
木のおもちゃって、子どもの五感に良いだけじゃなかったんです。
国産の木材で作られたおもちゃには、
日本の森林を守るという使命もあるわけです。

そう思ったら、当店の日本製木製玩具がいじらしく見えてきましたよ。

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2014年9月13日土曜日

大きくなーれ

二学期が始まり、幼稚園で息子とあと一人だけだった「年少々」組に
もう一人仲間が増えたようです。

しかし、相変わらず幼稚園で一番小さい息子。
毎日のように「たくさん食べないと大きくなれないよ」
と声を掛けています。
好き嫌いも半端無く多いのです。やれやれ。

ボクが大きくなったら、お母さんうれしい?
と聞くので、
うん。あなたとお姉ちゃんがどんどん大きくなったら
お母さん、とってもうれしいよ。

そう答えたら、横で聞いていた娘が
「え、自分はどんどん年とって死んじゃうのに?」
って……( ̄ー ̄) なんでそこまでいく?


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2014年7月15日火曜日

パイナップル好き?

娘は先週末、楽しみにしていた「お泊り保育」でした。
年長さんみんなで幼稚園に一泊するという初めての集団宿泊。

持っていくものリストには
米1合、じゃがいも、ニンジン、そしてパイナップルの缶詰。
みんなでカレーライスを作るのだそうです。

パイナップルはデザートのフルーツポンチ用。

普段、まったく買うことのなかったパイン缶を用意しながら
随分と昔に見た香港映画を思い出しました。

金城武さん演じる青年が失恋してしまって
自分の誕生日までに恋人が戻ってくることを願いながら
自分の誕生日が賞味期限のパイン缶を買いまくって
バクバク食べていた「恋する惑星」。

結局、恋人は戻って来ないのだけど。
「記憶の缶詰に、期限がないといい」
そんなセリフがあったような。
えぇ、何年経ってもパイン缶を見ると思い出しますよ。

きっと、今回のお泊り保育のことも
娘の記憶の缶詰に収まったことでしょう。

2014年6月23日月曜日

忍者

朝、幼稚園へ行こうと真っ先に玄関を出た娘が

「お母さん、何か走ったよ! 鳥か犬かも!」

と、何かをみつけたようです。
玄関の先を、その「何か」が素早く通り抜けたのでしょう。

「犬じゃないでしょう。今時、この辺りに野犬なんていませんよ」
「じゃあ、鳥かな?」
「猫じゃない?」
「忍者かも」

……どこからそんな発想が。

毎朝子どもたちを幼稚園へ送り出すまで、
慌ただしく食事させて、着替えさせて、
「リュック背負って! 靴はいて!」と急かしているのですが、
娘が目撃した「忍者」かもしれない何かのおかげで
この日は玄関前で大笑いしてしまいました。

「そうね、忍者は素早いから目にもとまらぬ速さで行っちゃったのかもね」

2014年6月19日木曜日

デラウェア・バーン

クーゲルバーンというおもちゃがあります。


 

クーゲルというのはドイツ語で「玉」。バーンは「道」のことです。
小さな玉を穴に落として、ころころ転がして、最後にチンチロリン♪と鉄琴の音が響きます。

甥っ子が1歳の頃、大のお気に入りのおもちゃでした。
「つまむ」「落とす」「動きを目で追う」、最後の音でなんだか落ち着く。
この繰り返しが、子どもたちの心を鷲掴みにしているようです。

娘が生まれたときに、真っ先に購入しようと思って探しましたが、
その頃には鹿児島で扱っているお店がなくて、しかたなく通販で取り寄せました。

現在、5歳の娘と3歳の息子が一緒になって遊んでいます。
シンプルなおもちゃなのに、遊び方が年齢とともに進化するのも驚きです。

昨夜、息子がこのクーゲルバーンで遊んでいたとき。
「音がしないよ!」と大発見をしたかのように、私に教えてくれました。
転がしていたのは、夕飯のデザートに出していたデラウェア(種なしぶどう)。

通常は、コロコロと転がる音、下にカタンと落ちる音、そして鉄琴の音がするのですが
デラウェアの実は、最後まで音もなく静かに転がり落ちていきます。
「ほらね!」←なぜか得意げ。

「ホントだね。なんでだろうね?」と聞くと、
「きっとね、ぶどうに力が無いから」←なぜか断言。

え、何の力? 重力? 摩擦力? 弾力?(いや、弾力はありそう)
それ以前に、音と力の関係ってどうなってるの?

3歳の息子の発言に、しばし本気で悩んでしまった母でした。

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2014年6月17日火曜日

アンの思い出

朝の連続ドラマ小説は、今まで見たことがないのですが。
(梅ちゃんもあまちゃんも見てないのです)
でもなんとなく気になる花子とアン。見たことはないのですが。

実は、赤毛のアンが嫌いでした。
確か小学校低学年の頃に、親に買ってもらったと思います。
読んでも読んでも面白くない。

違う名前で呼んでちょうだいって言ってみたり、
勝手に道に名前をつけたり、
髪の毛を緑色にして大騒ぎしたり、
ふくらんだ袖の服じゃないとイヤって駄々をこねたり、

面倒くさい女の子だなぁ、と。

隣の席の男の子からちょっとからかわれたぐらいで
なぐりかかったり、

乱暴な女の子だなぁ、と。

そんな風にしか思えなかった幼い頃の自分。
今読めば、もっと違った感じ方ができるかな?

2014年5月3日土曜日

気が付けば5月

久々のブログ更新。

今年に入ってから南日本新聞のコラム「南点」の執筆が始まって、
そっちに集中してしまったことと、

3月に、体調とかもろもろの都合で
お店を何回か休んでしまったこともあって、
ブログを書けずにいました。

南点は、隔週金曜日に私の書いた文章が掲載されます。
6月で終了なので、あと4回。

おもちゃコンサルタントのコラムなのに
おもちゃの話はあんまり出てこない(汗)



そうそう、今年度から、とうとう息子も幼稚園に通い出しました。
4月に3歳になったばかりの年少々。
もともと小柄なので、幼稚園の園児たちの中でも一番小さい!
園児のミニチュアみたいな息子の姿に、思わず笑ってしまいます。

誕生日、「大きくなったら何になりたい?」と聞くと、
「ヒト!」と元気に答えてくれました。

2014年2月27日木曜日

楽しかった。

 スポーツでも人生でも、ラッキーなことがある反面
 悔しい思いをすることも多いもの。
 そんなとき、どう心に折り合いをつけるべきなのか、
 うまい言葉で子どもたちに伝えたいと思うのですが、
 やっぱりうまくは言えません。


って、前回のブログで書いていたのですが…

ソチオリンピックを見ていて、
一つの答えをみつけたような気がしました。

やっぱりうまくは言えないのだけれど。
悔しくても、必ず乗り越えられるんだなと。

そんな気持ちになれたオリンピックでしたね。
楽しかったです。

2014年2月7日金曜日

心に残る金メダリスト

NHKの子ども番組「ピタゴラスイッチ」のコーナーに
「○と△のしゅうだん」というのがありますね。

あのコーナーで、スピードスケートのレースを見て衝撃を受けた
というか、大笑いしたのですが…。
あとで調べて、ソルトレイクシティ五輪のショートトラックの決勝戦だと知りました。

転ばなかった選手の名前はスティーブン・ブラッドバリーさん。
オーストラリアの選手です。

彼は準々決勝で敗退しそうだったところ、
失格者が出たため繰り上がりで準決勝へ。

準決勝では、他の選手たちから大きく遅れてしまったけれど、
先頭集団が絡み合って転倒したため勝ち残ってしまいます。

決勝でも大幅に遅れて追走していたところ、
熾烈なメダル争いをしていた先頭集団が、これまた全員転倒。

ひとり後方にいて巻き込まれずに済んだ彼が優勝したということです。
そして彼は、南半球で初めての冬季オリンピック金メダリストとなりました。

とてもラッキーな金メダリストですね。
きっと、この話はオーストラリアで語り継がれていくのでしょう。

ところで、準決勝では誤審によって失格となった日本選手がいます。
転倒した優勝候補の選手たちにも、悔いはあるでしょう。
でもとにかく、世界はブラッドバリーに祝福の拍手を贈ったのです。

スポーツでも人生でも、ラッキーなことがある反面
悔しい思いをすることも多いもの。
そんなとき、どう心に折り合いをつけるべきなのか、
うまい言葉で子どもたちに伝えたいと思うのですが、
やっぱりうまくは言えません。

2014年1月13日月曜日

成人の日

この連休、東京の大学へ通う甥っ子が鹿児島へ帰ってきました。
中学・高校時代の学友たちと成人式を祝うためだそうです。
スーツ姿の彼を見上げると、なんとも感慨深いものがあります。

甥っ子が3歳のときだったでしょうか、私の腕をつかんで
「さあ、行くよ!」と声をかけてきました。
「どこへ?」と聞くと、彼は得意そうな顔で
「ネバーランドだよ!」と答えました。

ネバーランドへ誘われたことが、とっても嬉しかったのを憶えています(笑)
おかげでピーターパンは今も大好きな物語の一つ。

あの頃は「おばさん」と呼ばれることにちょっと抵抗もあったけど、
今ではすっかり立派なおばさんになりました。

あれから十数年経って、やっと、あの頃の彼と同じくらいの娘や息子がいるわけですが
この子たちが20歳になる頃には、どうなっていることやら。