NHKの子ども番組「ピタゴラスイッチ」のコーナーに
「○と△のしゅうだん」というのがありますね。
あのコーナーで、スピードスケートのレースを見て衝撃を受けた
というか、大笑いしたのですが…。
あとで調べて、ソルトレイクシティ五輪のショートトラックの決勝戦だと知りました。
転ばなかった選手の名前はスティーブン・ブラッドバリーさん。
オーストラリアの選手です。
彼は準々決勝で敗退しそうだったところ、
失格者が出たため繰り上がりで準決勝へ。
準決勝では、他の選手たちから大きく遅れてしまったけれど、
先頭集団が絡み合って転倒したため勝ち残ってしまいます。
決勝でも大幅に遅れて追走していたところ、
熾烈なメダル争いをしていた先頭集団が、これまた全員転倒。
ひとり後方にいて巻き込まれずに済んだ彼が優勝したということです。
そして彼は、南半球で初めての冬季オリンピック金メダリストとなりました。
とてもラッキーな金メダリストですね。
きっと、この話はオーストラリアで語り継がれていくのでしょう。
ところで、準決勝では誤審によって失格となった日本選手がいます。
転倒した優勝候補の選手たちにも、悔いはあるでしょう。
でもとにかく、世界はブラッドバリーに祝福の拍手を贈ったのです。
スポーツでも人生でも、ラッキーなことがある反面
悔しい思いをすることも多いもの。
そんなとき、どう心に折り合いをつけるべきなのか、
うまい言葉で子どもたちに伝えたいと思うのですが、
やっぱりうまくは言えません。
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