2013年8月2日金曜日

センス・オブ・ワンダー

「子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。」
(「センス・オブ・ワンダー/レイチェル・カーソン著」より)

「センス・オブ・ワンダー」は、著者と幼い甥っ子が
海や山で体験したことをもとにして書かれたエッセイです。
この本でレイチェルは、自然に触れて驚いたり感動したりする心が、
「もっと知りたい」という探究心につながると言っています。

夏休み、海とか山とか川とか、自然の中で子どもたちとたっぷり遊びたい。
と考えている親は多いのではないでしょうか。

できれば我が家でも子どもたちと自然を満喫すべくどこかへ出かけたいのですが
、夫婦それぞれがお店を持っているため、なかなか遠出もできず。
日々の暮らしの中で、夕暮れ時に猫の額よりもさらに小さい花壇で
義母が育てている草花に触ったり、
寝る前にベランダから夜空を眺めたりするのが、
わずかばかりの「自然と親しむ」時間だったりします。

本棚のセンス・オブ・ワンダーに目をやっては、
「はぁ~」とため息をつく母です。
しかし、都会で暮らしていても自然の神秘を感じることはできる
とレイチェルは言います。

「台所の窓辺の小さな植木鉢にまかれた一粒の種子さえも、芽をだし成長していく植物の神秘について、子どもといっしょにじっくり考える機会をあたえてくれるでしょう。」


キッチン菜園に失敗して枯れてしまったハーブたちの鉢が放置されたままの我が家ですが、
それもまた自然の神秘です。

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