2013年8月22日木曜日

月は東に日は西に

夏季休暇中、坊津と笠沙を訪れました。
海を怖がる息子が、なんとか海に親しんでくれないかと願っての家族旅行です。

母の頭の中にはセンス・オブ・ワンダーの言葉が渦巻いていますから。

幸い、坊津の美しい海のおかげで、当初かなり海水浴を嫌がっていた息子も
帰る頃には「きもちいー!」と笑顔で言ってくれるまでになりました。
それだけでも来た甲斐があるってものです。

笠沙では、夕方サンセットクルーズに出かけました。
このとき、「月は東に日は西に」と呟きたくなる光景を目にしたわけです。
本来は、春の情景を詠んだ句なのですが。

 
水平線に太陽が近づく頃、東から月が昇り始めました。満月まで、あと2日という月齢です。
このように、月と太陽が真逆の位置にあるとき、月はだいたい満月の頃になります。
 
春でも夏でも、太陽が沈むとき東の空に昇る月は満月と決まっているのです。
知りませんでした。
 
笠沙は古事記にも記載されている神話の里だからでしょうか、
黄昏色の西の空と、丸い月が浮かぶ東の空、
なにかしら神々しさを感じる風景でもありました。
 
そして、夕食のあとには望遠鏡で星空観測。
翌日は夜明け前に起きて定置網漁の見学。
初めての体験もいろいろあった今回の旅行で
子どもたちが何を感じたかはわかりません。
 
ただ、いつも忙しそうにしているお父さんとお母さんと
ゆっくり過ごせたことが一番うれしかったようです。
 
母は、旅行から帰ってさっそく科学館のパスポートを作りました。
月や星の動きについて、もうちょっと知っておかなくちゃ。
 
 

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